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WATCH 解説

【Furlan Marri】1940年代の時計美学の復活”牛のツノ型ラグ”、コルヌ・ドゥ・ヴァッシュを味わう。

仕事もプライベートも充実してきた30代、40代。そろそろ本格的な機械式時計が欲しいと思いつつ、何十万、何百万もする高級時計には手が出ない。

かといって、誰もが持っているような無難な時計では物足りない──そんな葛藤を抱えている方は多いのではないでしょうか。

スイスの新興ブランド「Furlan Marri(ファーランマリ)」の「Cornes de Vache(コルヌドゥヴァッシュ)」は、そんなジレンマに対する、一つの明快な答えかもしれません。

所有感に心満たされる…。見るたびに新たな発見のあるブランドです。

2025年に突如として日本に現れたスイスの時計ブランド「Furlan Marri(ファーラン・マリ)」。

新進気鋭のブランドでありながら、その趣向は極めてクラシック。

パテック・フィリップ、ヴァシュロン・コンスタンタン、オーデマ・ピゲなど、名だたる時計ブランドの歴史をオマージュし、現代に甦らせます。

特に、ロック福田氏がFORZA STYLEのYoutubeチャンネルで紹介してからというもの、アイアイイスズにも連日お問い合わせを多数いただいております。

その歴史、概要を把握したい方はまずこちらをご覧ください。

【日本初上陸】リーズナブルな価格と高品質なクラシック・スタイルを実現するファーラン・マリの歴史と情熱に迫る。

2025.11.21(Fri)

2021年、世界がパンデミックに揺れる中、一つの時計ブランドが静かに誕生しました。Furlan Marri(ファーラン・マリ)は、わずか数年で時計業界に旋風を巻き起こし、同年の […]

今回の記事ではそんなファーラン・マリの自動巻きコレクション、「Cornes de Vache(コルヌ・ドゥ・ヴァッシュ)」シリーズについてご紹介いたします。

30万円台で手に入るヴィンテージ・ライクで高クオリティなコルヌ・ドゥ・ヴァッシュの秘密を徹底解剖していきます。

 

「牛の角」という、奇妙な名前の正体

40年代ヴィンテージヴァシュロンの雰囲気。

漠然とこの形にしたわけではない。歴史的説得力を持つ意味のある”ツノ”なのです。

「Cornes de Vache(コルヌ・ドゥ・ヴァッシュ)」とは、フランス語で「牛の角」という意味です。

ラグがケースから湾曲しながら伸び、先端に向かって尖っていく──その独特の曲線が、まるで牛の角のように見えることから、この名が付けられました。

1940年代のスイス高級時計に見られたこのデザインは、当時の職人たちの美意識を象徴する造形として、今も時計愛好家の間で語り継がれています。

中でも有名なのが、ヴァシュロン・コンスタンタンが1955年に発表したリファレンス6087です。

画像引用:In-Depth ヴァシュロン・コンスタンタン ヒストリーク・コルヌ・ドゥ・ヴァッシュ 1955

ファーランマリのコルヌ・ドゥ・ヴァッシュはノン・クロノグラフのシンプルな仕様。

37.5ミリのケースに牛のツノがついてラグ・トゥ・ラグが46ミリ。
こちらも40年代の再現でしょうか、小さめのケースが可愛らしいです。

ヴァシュロンのラグにブレゲ数字…!?なんて贅沢…。

スーツでカッチリ合わせるのもお勧めです。

ベゼルにはステップが設けられ、段階的にポリッシュ・サテンの仕上げが使い分けられています。

仕上げの差が生む光沢感が、まるで風貌が浮いているかのような錯覚を生みます。

この価格帯の時計は普通こういうコストを配慮するのですが、ファーラン・マリはそんなことはしません。

外装からは確認できませんが、ケースの内側にもベルラージュ仕上げを施しております。

このような細かな仕上げへのこだわりが、ファーラン・マリの高評価の所以でもあります。

 

 

すべてに違う仕上げが施された興味深い文字盤

特にお気に入りのブルーセクターを見てください。

“お財布の余裕があれば、全種類揃えたい。”そんな気持ちにさせてくれます。

2026年1月現在、日本にて購入可能な3本のコルヌ・ドゥ・ヴァシュすべてが、それぞれ違う仕上げの文字盤を持ちます。

ディティールにとことんこだわるファーラン・マリらしい特徴ですが、このこだわりようで30万円台は少々お値打ちすぎる感じもします。

まずはそんな文字盤の仕上げから見ていきましょう。

 

White Sector(ホワイトセクター)

FURLAN MARRI / ファーラン・マリ
White Sector / ホワイト・セクター

価格:¥310,200(税込)

自動巻きムーブメント
68時間パワーリザーブ

商品詳細を見る

こちらが最もシンプルな文字盤デザインです。

中央に山なりに削り上げたブルースティール針は、側面まで丁寧に仕上げられています。

ブランドロゴとミニッツトラックにも同色のブルーを採用。

センターの十字セクターもヴィンテージ・ライクで精悍な印象です。

ブルースティール針ってなんでこんなに惹かれるんでしょう。

 

Salmon Sector(サーモンセクター)

FURLAN MARRI / ファーラン・マリ
Salmon Sector / サーモン・セクター

価格:¥310,200(税込)

自動巻きムーブメント
68時間パワーリザーブ

商品詳細を見る

全体にザラザラとした質感の仕上げが採用されています。

ブラウンの針がサーモンピンクに溶け込んでなんともシブいです。

吸い込まれそうな美しい仕上げ…。大人の色気を感じます。

3本の中で、第一印象で最も存在感を放つのはこのサーモンセクターでした。

全て同じケース径なのですが、文字盤仕上げの大胆さゆえなのか、最も大きく感じます。

是非とも他のモデルとつけ比べて味わっていただきたいモデルです。

 

Blue Sector(ブルーセクター)

FURLAN MARRI / ファーラン・マリ
Blue Sector / ブルー・セクター

価格:¥310,200(税込)

自動巻きムーブメント
68時間パワーリザーブ

商品詳細を見る

個人的に最も好みなのはこちらです。

ホワイトセクターとサーモンセクターの文字盤仕上げを両方採用し、非常に立体感のある仕上がりです。

濃いネイビーの文字盤にアプライドのブレゲ数字がよく映える、大変均整の取れた文字盤デザインです。

“ブルー”セクターという名前ですが、ネイビーに近いでしょう。暗いところだとブラックにも見えます。

初めから付属している2本のベルトは少しクセのあるカラーですが、ブラックやブラウンの純正からベルトを買い足したり、金属ベルトを購入したりすることで、より王道のバリエーションもお楽しみいただけるでしょう。

 

 

ムーブメント仕上げは自社で。

ラ・ジュー・ペレ社製自動巻きキャリバーの性能にも注目

このローター、回転効率が良くスルスル回ってくれます。

まずは画像をご覧ください。

自動巻きローターや地板の仕上げを一瞥するだけで、時計コレクターの多くはこの時計の価格設定に改めて驚嘆するでしょう。

間違いなく高級時計の仕上げ。

ベルラージュ、コート・ド・ジュネーヴなど多彩な仕上げを使い分け、決して派手ではありませんが堅実で歴史的文脈を顕著に感じる仕上がりです。

ノン・デイトは調整もしやすく、扱いやすいシンプル・ウォッチの代表格です。

性能についても見てみましょう。

ラ・ジュー・ペレ社製Cal.G100は、同社が2020年のパンデミックの時代に開発したベースムーブメントです。

強靱なパワーリザーブと高い互換性から人気が高く、幅広い価格帯の時計に採用されています。

ノン・デイトの自動巻きでパワーリザーブは約68時間、振動数は4Hzの28,000振動/時とこの価格帯としては十分すぎる性能。

さらに、自動巻きローターはフル・タングステン仕様。

非常に密度が高く、腕のわずかな動きでも効率的に回転するという特徴があります。

ローターに施されたゴールド・エングレービングも高級感に寄与します。

 

 

“牛のツノ”が生み出す心地良い装着感

革ベルトは各2色付属で遊び心たっぷり。

約38ミリの小ぶりなケースと、名前の由来であるツノ型のラグによって、疲れにくい独特の着用感が生み出されます。

今回はフォーマルなスーツスタイルやバブアーを羽織ったクラシックなスタイルで撮影していますが、休日のラフなスタイルにも馴染みやすいでしょう。

バックルもそれぞれに付属。コレクター目線で粋なボックスにも注目。

初めから2色の革ベルトが付属し、自分で付け替えが楽しめるのもファーラン・マリならでは。

コルヌ・ドゥ・ヴァッシュのラグには2種類のバネ棒用の穴が存在し、それぞれストレートバーとカーブバーに対応しています。

後から購入できるベルトもかなり種類が多く、金属ベルトなども用意されております。

後々の拡張性にも抜かりがありません。

今後の新作などにも注目が集まる。

ファーランマリは2025年11月に日本したばかりのブランドです。

公式Instagramアカウントを見ていると、日本では未発表の黒文字盤や緑文字盤など、見慣れないコルヌ・ドゥ・ヴァッシュも散見されます。

今後の動向も見逃せない必見のコレクションですね。

現行モデルも今後どんどん値段が上がっていくことでしょう。

ぜひご検討の際は、アイアイイスズにお問い合わせくださいませ。

それでは。

この記事の監修者

片山 創一朗 役職: 販売スタッフ

沢山の時計やジュエリーに囲まれて、日々楽しくお仕事をさせて頂いております。すべてのお客様に、素敵な商品とラグジュアリーなお買い物の思い出をお届けできるようお手伝いさせていただきます。皆様のご来店を心よりお待ちしております。

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