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“ルイ・エラール X コンスタンチン・チャイキン アンフロゲッタブル”「カエルの王女」が刻む新たな魔法の物語

今作のテーマは、スラヴ神話に登場する「カエルの王女(The Frog Princess)」です。
ルイ・エラールとチャイキンの過去のコラボレーションでは、一つ目の怪物「リホ」がモチーフとなり、その不気味な視線で世界中のコレクターを虜にしました。しかし、今回の新作「アンフロゲッタブル」では、そのホラー要素に「気品」と「異文化の融合」が加わっています。

「Unfrogettable(アンフロゲッタブル)」という名称は、英語の「Unforgettable(忘れられない)」と「Frog(カエル)」を掛けた遊び心あふれる造語。一度見たら二度と忘れられないそのビジュアルは、まさに名が体を表しています。

 

新しいレイアウトと刷新されたケース

これまでのモデルと決定的に異なるのは、ルイ・エラールのアイデンティティである「レギュレーター(時・分・秒を独立表示する機構)」を90度回転させ、9時位置(時表示)、センター針(分表示)、3時位置(秒表示)の水平レイアウトを採用している点です。この時と秒を示すディスクには「瞳孔」が描かれており、時間が進むにつれてカエルの視線がキョロキョロと動き、まるで時計が生きているかのような表情を見せます。従来より複雑な新型ケースは、直径40mm・厚さ12.45mmで グレード5チタン製。サテン&ポリッシュの巧みな使い分けによる質感の高さは、遊び心の中にも「真面目な時計作り」を感じさせます。

 

匠のストラップ「姫路黒桟革(くろざんがわ)」

日本人にとって嬉しい点は、装着されたストラップでしょう。本作には、兵庫県姫路市の伝統技術で作られる「姫路黒桟革」が採用されています。姫路黒桟革とは?「革の黒ダイヤ」とも称され、かつては戦国武将の甲冑(鎧)にも使われていた極めて希少な革です。牛革に手作業で漆を何度も塗り重ねることで生まれる独特の光沢と、摩擦や水に強い堅牢性が特徴です。

 

手首に宿る「魔法の杖」

「ルイ・エラール X コンスタンチン・チャイキン アンフロゲッタブル」は、単なるキャラクターウォッチではありません。スイスの伝統的なレギュレーター技術、ロシアの独創的なデザイン、そして日本の伝統工芸が三位一体となった、現代時計界における「奇跡のミクスチャー」です。

マニュエル・エムシュ氏が語るように、この時計は「身に着けられる魔法の杖」。
重苦しいニュースが多い現代において、ふと手首に目をやった瞬間に、キョロリと動く瞳と目が合う。その瞬間に生まれる小さな微笑みこそが、この時計が持つ最大の機能なのかもしれません。

 

ルイ・エラール X コンスタンチン・チャイキン アンフロゲッタブル
LE85340AA01BVA191

価格:¥1,210,000(税込)

世界限定178本

商品詳細はこちら

この記事の監修者

新田 役職: セールススタッフ

二十代は東京で某百貨店の時計売場に勤務。地元に戻り当時珍しかったブライトリング正規販売店のアイアイイスズに惚れ込み入社。以来、数多くの時計を見ております。時計選びに迷ったらお声掛けください!

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