ブレゲのタイプ XXI 3810(品番 3810ST/92/SZ9)が入荷しました。 タイプ XXI、ブレゲが手掛ける最高のパイロットウォッチです。 ・コードナンバーで呼ばれる由緒正しいパイロットウォッチ ・まだ100万円代で購入できる五大ブランドの時計 ・ブレス、ストラップ問わず服に合わせやすい とまぁ、挙げればいろいろありますが、「とにかくカッコ良い」というのがこれ以上ない理由です。 ブレゲはずっと変わらずこのコードナンバーを使い続けてきましたが、その起源は20世期初頭に遡ります。 空という新しい領域に大きな関心を示したブレゲは「タイプ XI」と「タイプ XII」など、特別な航空機器を開発し、軍用航空機器の最初の顧客はアメリカ空軍(1918年)でした。 腕時計である「タイプ XX」の祖となったモデルは1935年に作られたクロノグラフ腕時計です。 ごく少量しか生産を行っていなかったこのクロノグラフはフランス政府技術部門から絶賛され、航空試験所は海軍航空部隊のパイロットのためのクロノグラフを依頼しました。 その名もコードナンバー「タイプ XX」。 下の画像は歴代のタイプ XXを並べたものです。 ①②③④までがタイプ XX。 ⑤はタイプ XXIです。 1954年、フランス政府から正式に発注を受けたブレゲはこのクロノグラフ500個をフランス空軍、テスト飛行センター、そして海軍航空部隊に供給しました。 軍人のみが手にすることを許された「タイプ XX」は瞬く間に各方面の人々の羨望の的となり、ブレゲ社は民間向けのクロノグラフの製造も検討するようになりました。 それから今日まで「タイプ XX」は作られ続け、今回ご紹介するのが5世代目にあたる「タイプ XXI」です。 ご覧の通り高級感があり、素晴らしいデザインと細部まで上品な作りが特徴です。 インデックスは大きめのアラビア数字。書体はサンセリフっぽく見えますが、実はセリフ体。 分目盛りとの間にあるピラミッド型のマーカーがキラキラと光るアクセントになっています。 短針は太くインデックスにかかるくらいなのに対して、長針は外周に届きそうなくらい長いというのもパイロットウォッチたる所以です。 由緒あるこのブレゲのクロノグラフがまだ100万円代で購入できるというのも良いですし、まぁ俗に言う五大ブランドが手がける他のクロノグラフと比べたら破格のプライシングですね。 文字盤の色は他にないカラーリングでダークブラウン。 右と左の画像を比べると分かりやすいのですが、光が当たるとダークブラウン、少し翳るとブラックに見えます。 スレートグレーに見えんことも無いですが、まぁ、ダークブラウンですはい。 商品カタログの文字盤色は明るいブラウンですが、実際はダークブラウンと思ってください。 ムーブメントはCaliber.584Q。 ヌーベルレマニア製なので自社製ムーブメントですね。 しかもフライバック クロノグラフ。普通のクロノグラフじゃありません。 軍事的なルーツを持つからこそあえてこのムーブメントと機能を備えています。 何はともあれ、数年前にタイプ XXが生産終了し、兄貴分だったタイプ XXIIも生産終了。 チタンケースのタイプ XXIも生産終了していると言うことで、このステンレスモデルのタイプ XXIもいつまで作ってくれるのか怪しいところですね。 ブレゲのメンズでステンレスケースはもうタイプ XXIだけになってしまいましたし。 ブレゲ タイプ XXI 3810 ref.3810ST/92/SZ9 ¥1,595,000(税込) 42mm 100M防水 ブレスレット仕様、ストラップ仕様を問わずカッコ良いのでまたご覧になってください。 最後に動画をご案内いたします。