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【パルミジャーニ・フルリエ】スイス本国で見た時計製作 ①

2024年2月上旬、パルミジャーニ・フルリエの時計製作に必要不可欠なグループ企業「パルミジャーニ・ウォッチメイキング・センター」を訪問する機会がありました。何回かに分けてスイス本国のサプライヤーをご紹介します。

*企業内部は撮影禁止のためメーカー提供の画像を一部使用しています。

 

 

エルウィン

 

2001年にサンド・ファミリー財団に加わったエルウィン。従業員約30名と少数精鋭企業です。CNC旋盤を使ってネジ、歯車、巻真など主にムーブメント内の小さなパーツを製造。高品質ネジや複雑なコラムホイールなど、同社のパーツはアトカルパや他のブランドにも使用されています。

 

 

 

アトカルパ

 

エルウィンと同じ2001年に加わったアトカルパ。

従業員約150名とヴォーシェに次ぐ人数です。主に脱進機の主要部品(テンワ、アンクル、ガンギ車)や輪列、ヒゲゼンマイを製造しています。完成後のヒゲゼンマイは、全て同じように見えますが、製造工程で微妙な差が生じるため20種類に分類。これは優劣ではなく、それぞれの特性に合わせてキャリバー毎に選択しているようです。顧客には有名グループ企業や超高級ブランドも含まれており、高い実績に驚かされます。

 

 

 

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PARMIGIANI FLEURIER / パルミジャーニ・フルリエ

パルミジャーニ・フルリエは、1996年にスイスで創業された高級時計メゾンです。創業者のミシェル・パルミジャーニは、時計修復の名匠として著名であり、その経験と知識をもとに、独自のムーブメントやケースを開発しています。パルミジャーニ・フルリエの特徴は、黄金比に基づいた美しいプロポーションや、ゴドロン装飾やローレット加工などの細部にまでこだわったデザインです。代表モデルのトンダコレクションを中心に、パルミジャーニ・フルリエは、修復という芸術を核としたコンテンポラリーな時計のメゾンです。

この記事の監修者

新田 役職: セールススタッフ

二十代は東京で某百貨店の時計売場に勤務。地元に戻り当時珍しかったブライトリング正規販売店のアイアイイスズに惚れ込み入社。以来、数多くの時計を見ております。時計選びに迷ったらお声掛けください!

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