日本時間の6月5日(木)AM8:00、ブレゲから創業250周年の記念モデル第3弾が遂に発表されました。
第3弾発表の舞台となったのは、アメリカ・ニューヨーク。
1930年にブレゲ5代目、ルイ-シャルル・ブレゲと、2人のフランス人飛行士、デュドネ・コスタ・モーリス・ベロンが成し遂げた、パリからニューヨークまでの無着陸飛行を称え、コレクター垂涎のタイプ XXが発表となりました。

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今回のタイプ XXは、プロパーラインとリミテッドエディションの2モデルが発表されておりますので、早速解説していきます。

• タイプ XX誕生70周年・ブランド創業250周年を共に祝うアニバーサリーモデル
• アルミニウム製のブラックダイヤルを用いたプロパーラインとスターリングシルバー製のホワイトダイヤルを用いたリミテッドエディション(世界限定250本)の2モデル展開
• 針とロゴ・インデックス(リミテッドエディションのみ)にもブレゲゴールドを採用
• ケースバックに施されたブレゲアビエーション製の航空機とパリ-アメリカを結ぶ飛行空路のエングレービング
• 1955年製の初代タイプ 20をオマージュする38.3mm径。プロパーラインはシリアルNo.の末尾にNY(NEWYORK)、リミテッドエディションにはPA(PARIS)の刻印
• アイアイイスズでは予約を受付開始します。

Breguet / ブレゲ
タイプXX クロノグラフ 2075
2075BH/99/398

価格：¥5,962,000（税込）

キャリバー 7279
5気圧防水（50m）
フライバック・クロノグラフ、スモールセコンド

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Breguet / ブレゲ
タイプXX クロノグラフ 2075
2075BH/G9/398

価格：¥6,215,000（税込）

キャリバー 7279
5気圧防水（50m）
フライバック・クロノグラフ、スモールセコンド

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発表の瞬間に思わず声を上げました。
去年マイナーチェンジを迎え金無垢モデルも発表されたタイプXXのシリーズですが、満を持してブレゲゴールドを採用した周年モデルが登場。

しかもきちんと発表の舞台にニューヨークを合わせてくるところがニクいなと思いました。補足がてらに説明しますと、実はブレゲ一族は時計製造だけでなく航空業界とも密接な関わりがあり、5代目のルイ-シャルル・ブレゲは航空科学に魅了され1911年に時計職人の先祖たちとは異なる、飛行機製造会社「ブレゲ・アビエーション社」を創業。

ルイ-シャルルは弟のジャックと共同で、近代ヘリコプターの前身となる初期のジャイロプレーンを発明し、初の垂直上昇飛行を実現させたり、数年後には翼を固定した飛行艇「ブレゲ・タイプI」を製造するなど航空業界において成功を収め、第一次世界大戦時にはフランス空軍の飛行機を製造するなど母国フランスにおける戦争支援に大きく貢献する存在となっていました。

その後1927年に、アメリカ人のチャールズ・リンドバーグが、大西洋単独横断飛行を成功させたことが話題となります。パリからニューヨークに「戻る」飛行の可能性について報道関係者から問いかけられた、ルイ・ブレゲと2人組の飛行士デュドネ・コスタとモーリス・ベロンは「疑問符（クエスチョンマーク）」によってこれに答えるに留めました。この疑問符は、特別に仕立てられたブレゲ XIX スーパービドン「クエスチョンマーク号」の赤い機体のコックピット前方に大きな白い字で描かれ、2人のフランス人飛行士は、1930年に2つの都市を無着陸で結ぶ飛行を成功させました。

ちなみに1933年にブレゲアビエーション社は、その他4社と合併して現在のエールフランス航空となります。

前置きが長くなりましたが、このドラマを称えたモデルこそが今回の新作になります。

ケース径は、1955年に製造された初代タイプ 20を彷彿とさせる38.3mm。
黒文字盤には航空機の機体にも用いられるアルミニウムの「ジュラルミン」を使い先駆者のルイ・ブレゲを讃えております。なお、かつてタイプ 20にはタキメーター付きの白文字盤が存在したことが文献に記されており、限定モデルはスターリングシルバーが採用。余談ですが、限定モデルの針は第一世代のタイプ XXをオマージュしたリーフ針、プロパーモデルは史実上の繋がりはありませんがファンの中で話題になるアメリカのエンパイアステートビルのような形状の針が用いられております。いずれもロゴと合わせてブレゲゴールドが使われており、職人の繊細な技術力によって高級感のある様相に仕上がっております。

今回のいちばんの萌えポイント。ケースバックから見えるエングレービング。言うまでもなく前述のクエスチョン号と、パリからニューヨークまでの飛行経路が彫られた遊び心も感じさせるデザイン。実は個人的にケースバックのエングレービングには、ひじょーに弱い傾向があります。だってパイロット時計とかのミリタリーなモデルってデザインも抑えめだったりするじゃないですか。だけどこのモデルに関しては、裏を向ければこんなことになっちゃってる。（大事なんでここ太文字にします）地味っ子かと思ってたのに眼鏡を外すと絶世の美女だったりするあれ。（なんなら色までつけちゃう）

恒例となりましたシリアルNo.の末尾ですが、プロパーラインにはNY(NEWYORK)、リミテッドエディションにはPA(PARIS)の表記が記されております。

繰り返しにはなりますが、250周年モデルのボックスは全て特別仕様になります。ブレゲの古いアーカイブから復刻された味わいのあるボックスです。

いかがでしたでしょうか。ご予約をアイアイイスズにて承っております。納期に関しては、2025年内に順次ご納品となりオーダー受付時に前受金として1/4のご入金を頂戴します。弊社含めて、日本では14店舗のみでのお取り扱いとなりますのでご用命の方は是非弊社へお問い合わせ下さいませ。

BREGUET / ブレゲ

ブランド詳細ページ

BREGUET / ブレゲ 時計の歴史を200年早めたと言われる天才時計師ブレゲ。 ブレゲは、1775年に創業したスイスの高級時計ブランドで、トゥールビヨンやミニッツリピーターなどの複雑な機構を備えた高級時計の製造で知られています。また、「コインエッジ」や「ブレゲ針」など、独自のデザイン要素を持ち、ブランド独自の「ブレゲ数字」も有名です。ブレゲはまた、自動巻き機構の発明者としても知られ、その技術は現在でも多くの自動巻き時計に採用されています。ブレゲの時計は、美しい装飾を施されたムーブメントや、豪華な素材を用いたケースなど、高い品質と精巧さが特徴であり、世界中の愛好家から注目を集めています。