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ブライトリングが発表した新ムーブメント「B31」とは!?

皆様こんにちは。

2025年3月25日に発表されたばかりのブライトリングの新しいムーブメント「B31」。
今回はB31が一体どんなムーブメントなのか。
その魅力に迫ります。

ブライトリング初の3針マニュファクチュールキャリバー

今回取り上げる「B31」はブライトリング史上初めてとなる3針のマニュファクチュール(自社製)キャリバーです。
今までクロノグラフムーブメント「B01」や、クロノグラフパーペチュアルカレンダー「B19」など、数々の自社製ムーブメントを生み出してきたブライトリング。
3針ムーブメントB31はまさに“期待の新人”です。
先輩ムーブメントたちの良い所を沢山取り入れ、より使いやすく設計されており、精度や仕上げ、保証に至るまでとことん突き詰めて開発されています。
4年もの歳月をかけて開発され、今回の発表にいたりました。
特徴別にご紹介していきますので、一緒に見ていきましょう。

78時間パワーリザーブ

ブライトリングの最も有名なマニュファクチュールムーブメントは恐らくB01でしょう。
B01のウリはなんといっても70時間パワーリザーブと日付変更禁止時間帯の排除でしょう。
今回ご紹介しているB31はB01の仕様をさらにブラッシュアップ。
約78時間のパワーリザーブを確保しています。
もちろん日付変更禁止時間帯はありません。
いつでも日付を変更できるのは、ブライトリングの特許技術です。
この機能に慣れすぎると、他ブランドの時計でもやってしまいそうです💦
気になる方は是非B01とも比較をしてみてください。
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フリースプラング式テンプ

時計の心臓部である”テンプ”。
ヒゲゼンマイとテンワからなる重要な部品です。
調速機構とも呼ばれ、時計の精度を司っています。
これまでのブライトリングのムーブメントは、「緩急針」というパーツを使用して、ヒゲゼンマイの長さを調節することで調速を行う機構を採用していました。
一般的な調速方法ですね。
このテンプが、B31でブラッシュアップされました。
今回ブライトリングとしては初となる「フリースプラング式」のテンプが採用されています。
フリースプラングの最大の特徴は、ヒゲゼンマイの長さを調節する緩急針を必要としないこと。
従来のブライトリングのムーブメントは、ヒゲゼンマイの長さを緩急針を使って変えることで調速を行っていました。
振り子でいうところの、糸の長さを変えるということですね。
緩急針の可動域分調速が出来るため、調整の範囲が広いのが特徴ですが、ヒゲゼンマイと緩急針の触れる位置に摩擦が生じ、ヒゲゼンマイの耐久性が劣るという問題点もありました。
その点フリースプラングテンプは、緩急針ではなくテンワについているチラネジを調整することで、調速を行います。
チラネジを調節して、振り子のオモリの重さを変えるといった具合です。
緩急針との接触がない分ヒゲゼンマイの摩耗も少なくなりました。
チラネジによる調速の変化はかなり微小であるため、より細かい調整が可能となった反面、緩急針よりも調整幅が狭く、組み上げた時点で既に高い精度を保っていることが前提となります。
このフリースプラングテンプを作るにはひとつひとつの部品が設計通りに高い工作精度で製作される必要があるのです。
またフリースプラングは耐久性にも優れます。
ヒゲゼンマイ自体の耐久性はもちろん、衝撃や姿勢差の影響も受けにくくなっています。

ムーブメント径が小さい

B31の特徴の一つとして、ムーブメント径を挙げておかなければならないでしょう。
その大きさは28mm×4.8mm。
この28ミリサイズのムーブメント、なにが良いのかというと、"38ミリモデルにも採用できる"という点です。
これまでのブライトリングのマニュファクチュールキャリバー搭載モデルの最小サイズは40ミリでした。
今までよりも小さく薄い時計にマニュファクチュールを搭載できるようになり、ブライトリングのラインナップの幅が今後より広がると予想できますね。

COSC認定

ブライトリングの時計は、機械式はもちろんのこと、電池駆動のクォーツ式モデルまですべてがCOSC認定と通過しています。
COSC認定とはなんぞやというお話は、時計好きの皆様なら十分ご承知のこととは思いますが、つまりめちゃくちゃ精度が良いということです。
COSC(The Contrôle Officiel Suisse des Chronomètres)とは、スイスクロノメーターとも呼ばれ、スイスで生産された時計を調査し、その精度が基準値を超えているかを判断する認定機関です。
認定の基準は以下の通り。
ムーブメントの原産地:
時計のムーブメント(動き)はスイス製であること。
ケーシング:
時計のケーシング(外装)もスイスで行われていること。
最終検査:
製品の最終検査はスイス国内で完了していること。
生産コスト:
時計のムーブメント(動き)はスイス製であること。
精度:
時計は特定の温度と位置での精度が必要。通常、-4/+6秒の範囲内での誤差が許容される。
耐久性:
耐久性のテストも行われ、一定の基準をクリアすること。
動作テスト:
15日間にわたって複数の位置と温度で動作テストが行われる。
この厳格な基準をクリアした時計だけが、COSC認定書とともに販売店にやってくるのです。
なんとこのCOSC認定の時計、スイスから輸出される時計の約6%しかありません。
はじめに申し上げましたが、ブライトリングは販売するすべての時計がこのCOSC認定を突破しています。
もちろんB31も例外ではありません。
COSC認定を受けた後、出荷されています。

搭載モデル

2025年4月現在、B31搭載モデルは「トップタイムB31」のみとなっております。
38ミリでかなり薄型のモデルです。
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これからどんどん新しいモデルに搭載されていくと予想されますので、このトップタイムはその先駆けなのです。
これからのB31の動向も見逃せません。
続報をお待ちください!
おわりに
いかがでしたか。
クロノマットの魅力はまだまだこんなものでは語りきれません。
実際に手に取って、腕に乗せてその魅力を存分にご堪能いただけるのが "ブライトリングブティック高松" なのです!
定番モデルから限定モデルまで、ブティックならではのフルラインナップで皆様をお待ちしております。
是非ブライトリングブティック高松に足をお運びくださいませ!!
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この記事の監修者

片山 創一朗 役職: 販売スタッフ

沢山の時計やジュエリーに囲まれて、日々楽しくお仕事をさせて頂いております。すべてのお客様に、素敵な商品とラグジュアリーなお買い物の思い出をお届けできるようお手伝いさせていただきます。皆様のご来店を心よりお待ちしております。

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