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【ブライトリング】これを読めば分かる💡 クロノマットってどんな時計?

1884年に創業したスイスの高級時計ブランド「ブライトリング」には、今年で140周年を迎えます。
ブライトリングの最も人気の高いウォッチの1つでもあるクロノマット。
そんなクロノマット誕生の歴史、人気の理由に迫ります。
以前にナビタイマー、アベンジャーについても別途解説しておりますので、ご参照くださいませ。

このブログでは、
・クロノマットの歴史
・クロノマットの特徴
・現在店頭でご覧いただける現行モデル
・現役販売員がおすすめするクロノマットの選び方
以上をご紹介していきます。

ブライトリング クロノマットの歴史

クロノマットの誕生を知るにはまず、当時の時計市場の様子について見ていく必要があるでしょう。
1970年代の時計市場はいわゆる「クォーツ・ショック」の時代。
日本の時計ブランド「セイコー」がクォーツ式時計を開発したことにより、機械式時計に対する価値観が一変した時代でした。
世の時計ブランドが次々とクォーツ式時計を発表し、機械式時計の先駆者であったブライトリングも、クォーツウォッチへと方向性をシフトし始めていました。
そんな折、ブライトリングの経営はスイスのある実業家に引き継がれることになりました。
それがアーネスト・シュナイダー氏です。
クロノマットは自動巻きクロノグラフを市場に復活させようとする彼の試みでした。
1983年にイタリア空軍のアクロバット飛行チームの為に開発したクロノグラフ「フレッチェ・トリコローリ」がその皮切りとなります。
コックピットで求められる機能を搭載しながら、極めてエレガントな装いの機械式時計。
現在でも愛されるクロノマットのアイコニックな「ライダータブ」や「ルーローブレスレット」が初めて採用されたモデルです。
翌年の1984年、アーネスト・シュナイダーはブライトリングの創立100周年を記念し、「フレッチェ・トリコローリ クロノグラフ」のアイコニックなデザインを残したクロノマットを発表しました。
つまり2024年は、ブライトリング創立140周年であるとともに、クロノマット誕生40周年の記念すべき年だったのです。
技術的インスピレーションを備えながら、スタイリッシュに仕上げられたクロノマットは、この時代の究極のスポーツ&シックウォッチとなり、再び機械式クロノグラフを時計市場の重要に戻すきっかけとなりました。
また、シュナイダー家の経営時代にはアベンジャー、エアロスペースなど多くのタイムピースが、そのデザインの影響を受けました。
現在でもブライトリングの最も人気の高いタイムピースの1つです。 その特徴的なデザイン要素と精神を集約したクロノマットは、2020年に現在のCEOジョージ・カーンによってリ・デザインされ、モダンなスタイルへと変化しました。

ブライトリング クロノマットの特徴

次は、現在のクロノマットの特徴について見ていきましょう。

① ルーローブレスレット

BREITLING / ブライトリング クロノマット B01 42 AB0134101G1A1

クロノマット B01 42 AB0134101G1A1

価格:¥1,254,000(税込)

ケース:ステンレススティール
キャリバー:ブライトリング 01 マニュファクチュール
ムーブメント:自動巻、パワーリザーブ:約70時間
防水性:200m

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まず語るべきは、なんといっても特徴的な「ルーローブレスレット」でしょう。
ルーローとはフランス語で「reuleaux=巻物」という意味があります。
2020年にジョージ・カーンによってリニューアルされる以前、クロノマットにルーローブレスレットではない金属ブレスが採用されていた時代がありました。
ジョージ・カーンはアイコニックなクロノマット復活にあたり、ルーローブレスレットの存在にこだわったそうです。
現在のルーローブレスレットは、ポリッシュ(艶有り)とサテン(艶無し)の2つのエレメントで構成されており、モダンで上品な仕上がりです。
そして腕にフィットする繊細な感覚は、世界中のクロノマットファンを納得させるには十分すぎる完成度といえます。

② ライダータブ

またもう1つ重要な要素として挙げるべきなのは、ベゼルに4つ装備された「ライダータブ」です。
パイロットのために開発されたパーツであり、革手袋を装備した状態でもベゼルの操作がしやすいようにと採用されました。
ライダータブはクロノマットのヒストリカルなイメージの象徴であり、現在のクロノマットを「モダン・レトロ」たらしめる重要な要素です。

③ 機能性とファッション性のマルチパーパス

BREITLING / ブライトリング クロノマット B01 42 UB0134101B1U1

クロノマット B01 42 UB0134101B1U1

価格:¥1,875,500(税込)

ケース:ステンレススティール & 18Kレッドゴールド
キャリバー:ブライトリング 01 マニュファクチュール
ムーブメント:自動巻、パワーリザーブ:約70時間
防水性:200m

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クロノマットは、上記2つ以外にも扱いやすい「オニオン型のリューズ」、「100m防水」等、機能的な要素を数多く備えています。
さらにクロノマットは、スポーツウェアはもちろん、スーツにもタキシードにも似合う時計です。
使うシーンや目的、ファッションさえも自由に選べることから、
ジョージ・カーンは「もし時計をひとつ選ぶとしたら、『クロノマット』を選べばいい。」
と語ります。

④ マニュファクチュールキャリバー「B01」を搭載

クロノマットのクロノグラフモデルは、そのほとんどがブライトリングの自社製キャリバー「B01」を搭載しています。
ブライトリングの集大成ともいえるムーブメントで、クロノマットはさらなる地位を確立したのです。
B01については別途 ↓こちらでご紹介しておりますので、合わせてご覧くださいませ。
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⑤ よりスポーティなスーパークロノマット

BREITLING / ブライトリング スーパー クロノマット B01 44 UB0136251L1S1

スーパー クロノマット B01 44 UB0136251L1S1

価格:¥1,688,500(税込)

ケース:ステンレススチール & 18Kレッドゴールド
キャリバー:ブライトリング01 (マニュファクチュール)
ムーブメント:自動巻、パワーリザーブ:約70時間
防水性:200m

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今までご紹介した「クロノマット」は42ミリサイズのクロノグラフモデルが主流です。
そんなクロノマットに2021年に新たな仲間が加わりました。
それが「スーパークロノマット」です。
44ミリと大胆なサイズで、クロノマットのセグメントに新たな息吹を吹込みました。
大きく違うのはベゼルがセラミック製であることと、ねじ込みロック式のリューズが採用されていること。
よりスポーティな印象でありながら、スーツからジーンズまであらゆるファッションに対応できます。

⑥ よりシンプルな「GMTモデル」

BREITLING / ブライトリング クロノマット オートマチック GMT 40 A32398101A1A1

クロノマット オートマチック GMT 40 A32398101A1A1

価格:¥858,000(税込)

ケース:ステンレススティール
キャリバー:ブライトリング 32
ムーブメント:自動巻、第2タイムゾーン (24時間表示)、パワーリザーブ:約42時間
防水性:200m

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クロノマットの中でもクロノグラフ機能を持たないシンプルなモデルがあります。
それが2022年に発表された「クロノマットオートマチックGMT40」シリーズ。
コロナが明け、旅行の機会が増える瞬間をブライトリングは見逃しませんでした。
GMTを備え、より軽く、よりシンプルに進化したクロノマットは、正装にも最適。
「万能」を追求したブライトリングの挑戦が、ひとつの答えを見つけたともいえるモデルです。

⑦ レディースモデルの充実

BREITLING / ブライトリング クロノマット 28 ジャパン・エディション A72310101B1A1

クロノマット 28 ジャパン・エディション A72310101B1A1

価格:¥627,000(税込)

ケース:ステンレススチール
キャリバー:ブライトリング72
ムーブメント:温度補正スーパークォーツ、石数:3石、バッテリーの種類/寿命:約3-4年
防水性:10気圧

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クロノマットはレディースモデルもかなり充実しています。
サイズ展開は、36ミリ、32ミリ、28ミリ。
幅広いラインナップで、クォーツ式から、機械式までお選びいただけます。
ペアでクロノマットを楽しむ。
ブライトリングはそんなニーズまでもを叶えてくれるのです。

店頭ご覧いただける現行モデル

いよいよ皆様に実際ご覧いただけるモデルについてご紹介させていただきます。
なお、ご紹介するラインナップは2024年11月初旬現在の情報です。
随時更新はしていく予定ですが、もし事前に在庫状況を確認したい場合は、ブライトリングブティック高松までお気軽にお問い合わせくださいませ。

メンズレギュラーモデル

まずはメンズレギュラーモデルから。
以上が、メンズのレギュラーモデルです。
定番のクロノグラフモデルから、使いやすいGMTモデルまで。
さすがはブライトリングが誇る万能クロノグラフといえるラインナップです。
文字盤のカラーバリエーションもさることながら、ケース素材の選択肢もかなり多く揃っています。

レディースレギュラーモデル

続いてはレディースモデル。
以上がレディースモデルとなります。
ダイヤインデックスやダイヤベゼルモデルは実にエレガント。
36mm、32mmに採用されているバーインデックスにも、外側に小さなダイヤモンドがあしらわれ、凛とした美しさを有しています。
ちなみに、36mmモデルは機械式自動巻きで、32mm、28mmモデルはスーパークォーツ式となっております。

限定モデル

ブライトリングがクロノマットにかける思いは並大抵のものではなく、限定モデルも非常に豊富です。
ダイヤベゼルモデルや金無垢、チタンなどマテリアルの幅も広いです。
限定モデルはお問い合わせも多く、注目度も高い商品が多いです。
ブティックならではの限定モデルの品揃えの多さに、ブライトリングファンの方にも驚かれます。
おわりに
いかがでしたか。
クロノマットの魅力はまだまだこんなものでは語りきれません。
実際に手に取って、腕に乗せてその魅力を存分にご堪能いただけるのが "ブライトリングブティック高松" なのです!
定番モデルから限定モデルまで、ブティックならではのフルラインナップで皆様をお待ちしております。
是非ブライトリングブティック高松に足をお運びくださいませ!!
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この記事の監修者

片山 創一朗 役職: 販売スタッフ

沢山の時計やジュエリーに囲まれて、日々楽しくお仕事をさせて頂いております。すべてのお客様に、素敵な商品とラグジュアリーなお買い物の思い出をお届けできるようお手伝いさせていただきます。皆様のご来店を心よりお待ちしております。

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