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伝統の“ゆらぎ”の美の本質は「並ばず乱れず」の極意 - 鎚起 - MRG-B5000HT-1JR 登場!

金属工芸が盛んで、400年以上の歴史を誇る燕三条。

今回は、金工職人の渡邉和也氏に依頼し実現したMRG-B5000HT-1JR「鎚起 (ついき)」が登場します。




MRG-B5000HT-1JR

MRG-B5000シリーズ
鎚起 (ついき)
世界限定500本


8月1日(金)予約開始
8月8日(金)発売予定

MRG-B5000HT-1JR

価格:¥935,000(税込)

縦:49.4mm
横:43.2mm
厚さ:12.9mm
重量:112g
駆動方式:ソーラー
フル充電時からソーラー発電無しの状態での駆動時間:
(機能使用の場合) 約10ヵ月
(パワーセービング状態の場合) 約22ヵ月

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こちらは世界限定500本と希少性の高い作品となっています。

鎚起職人 渡邉和也氏の熟練の匠の技で、ひとつひとつ丹精込めて鎚目(つちめ)を打ち込まれたどれひとつとして同じ物が無い唯一無二のモデルです。

渡邉和也氏は、現代における鎚起銅器の在り方を探究し続ける新潟を代表する職人の一人。

数々の賞の受賞経験を持つ渡邉氏の代表作品の中には、
新潟県から平野歩夢選手(新潟県出身・北京五輪スノーボード男子ハーフパイプで日本勢初の金メダルに輝いた)に贈られた県民栄誉賞特別賞のトロフィーがあります。



■ 渡邉和也 氏

1978年新潟県三条市生まれ。
2001年長岡造形大学工芸デザインコース卒業後、銅器製作の老舗玉川堂に入社。
鎚起銅器の伝統技術を学び、2005年に独立。鍛工舎を開設する。

第43回日本現代工芸美術展新人賞
第47回日本現代工芸美術展現代工芸賞
他多数受賞

2010年より個展を中心に活動。






さて今回は、銅器ではなく強化チタン合金に鎚起を施す事となり、
通常より力も時間もかかってしまう大変な作業となってしまったそうです。

限定800本と聞いておりましたが、なんとか実現したのは世界限定500本。
思っていたより難航したことが推察されます。

やはり、こだわりが強い作品のため、クオリティを下げることは職人のプライドが許さないのでしょう。

しかし、人気の伝統工芸士には常に様々な依頼が多く寄せられるため、今回のG-SHOCKの製作契約期間もかなりタイトだったのではないかと思います。

こうしたことからMRG-B5000HT-1JR「鎚起」は、より希少性の高いモデルとなっております。






「鎚起」の実物サンプルを見たときの出来は素晴らしいものでした。
外装全体に施された武骨な鎚目(つちめ)柄に、銅器をイメージさせるブロンズゴールドの調和の取れたデザイン。

高額G-SHOCKではありますが、思わず欲しいと言ってしまう逸品です。





機械では表現できない、熟練の技で創り出された“ゆらぎ”は
力強さと心地良さを併せ持ち、この作品により深みを感じさせてくれます。


世界に誇るG-SHOCKのオリジナルフォルム 5000シリーズとして登場した、鎚起を纏った極上のMRG-B5000HT-1JRを是非お見逃しなく!





燕市&三条市とは?



新潟が誇る匠の技!燕三条の金属工芸の歴史をたどる


ものづくりのまちとして全国にその名を轟かせる新潟県の燕市と三条市。この地で育まれてきた金属工芸の歴史は、いったいどのようにして始まったのでしょうか。そのルーツを紐解いてみましょう。



和釘から始まった三条の鍛冶技術

三条市の金属加工の歴史は、江戸時代初期にまで遡ります。

この地域の冬は雪深く、農閑期に仕事がないことが課題でした。そこで、当時の三条村の名主であった市ノ瀬弥彦が、江戸から和釘(わくぎ)づくりの職人を招き、農民たちにその技術を伝えたのが始まりとされています。これが、三条の「金物」の礎となりました。

その後、和釘づくりの技術は広がりを見せ、鑿(のみ)や鉋(かんな)といった大工道具、さらには包丁や鎌などの農具へと多様化していきます。地域の需要に応える形で、三条の鍛冶技術は着実に発展していきました。



燕の洋食器、その始まりと発展

一方、燕市では、江戸時代中期に和釘づくりの技術が伝わった後、それに続く形で「鎚起銅器(ついきどうき)」の生産が盛んになります。

鎚起銅器とは、一枚の銅板を叩き上げて成形する伝統工芸品で、やかんや急須などが作られました。これは、後の洋食器生産の基礎となる金属加工の技術を培うことになります。

明治時代に入ると、欧米の文化が日本に流入し、洋食器の需要が高まります。これにいち早く着目した燕の職人たちは、それまでの金属加工技術を活かし、スプーンやフォークなどの洋食器づくりに着手します。
大正時代には、ステンレス鋼の加工技術が導入されたことで、燕の洋食器はさらに飛躍的な発展を遂げ、国内外へと出荷されるようになりました。



伝統と革新が息づく「燕三条」

このように、三条市は鍛冶技術を基盤とした刃物や工具、燕市は鎚起銅器から派生した洋食器を中心に、それぞれ独自の発展を遂げてきました。

隣接する二つの市が、異なる、しかし密接に関連する金属加工の技術を磨き上げ、「燕三条」という一大産地を形成していったのです。

現代においても、燕三条地域では、伝統的な技術を受け継ぎながらも、常に新しい技術やデザインを取り入れ、世界に誇る高品質な金属製品を生み出し続けています。
私たちが普段手に取る様々な金属製品の多くが、この燕三条の地で、職人たちの熟練の技と情熱によって生み出されているのです。




G-SHOCK / ジーショック

タフネスという新たな概念を築き上げた腕時計、G-SHOCK。
落としても壊れない腕時計を作るという開発者の熱い信念のもと、精密機器や機械としての常識を覆す無謀とも言える挑戦から始まりました。CASIOの代表的な腕時計であり、どこまでも先を見続ける挑戦的なブランドです。

この記事の監修者

三木 寿夫 資格: CWCウォッチコーディネーター 資格認定者

お手頃なカジュアルウォッチ・スマートウォッチから高級機械式時計まで丁寧にご案内致します。また、ジュエリー担当もしておりましたのでファインジュエリー、ブライダルリング等のご案内もお任せ下さい。
お客様がお求めになりたい商品を、親身に寄り添いながらご提案したいと常に心がけております。主にG-Time店のG-SHOCKコーナーにおりますので、お気軽にお声掛け下さいませ。