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PANERAIRADIOMIR

「ラジオミール」の誕生以前より、イタリア海軍の精密機器納入業者として関係を築き発展していったパネライは、1916年に臭化ラジウムをベースとした高い蛍光性を有する物質を発明。様々な軍事精密機器にこの物質を役立たせることでその地位を不動のものとしていきます。やがてこの蛍光物質は「ラジオミール」と名付けられ特許を取得、1938年のパネライ初の腕時計にもその名が授けられることとなります。視認性に優れた幅47ミリのスティール製ケースと、12角形のねじ込み式裏蓋、円筒型のねじ込み式リューズは当時の「ラジオミール」の仕様として親しまれ、自国の為に命を懸けて戦う英雄達を支える大きな力となりました。他のブランドと比べても華やかな装飾やトレンドを意識したディティールの作り込みこそありませんが、ミリタリーウォッチの先駆けとして語り継がれる名品です。

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