【究極のクロノグラフ トリプルスプリット】 クロノグラフとは“時計+ストップウォッチ”のこと。複雑機構の中ではクオーツや機械式、普及帯から超高額まで、幅広いバリエーションを持っています。今回紹介するA.ランゲ&ゾーネ「トリプルスプリット」は、その中でも究極のスプリットクロノグラフです。 一般的なスプリットクロノグラフは秒針が2本のため、タイム差は60秒までしか計測できません。同社が過去に発売した「ダブルスプリット」は、2本の分積算針を持ち30分まで計測可能な世界初のモデルでした。「トリプルスプリット」では、さらに時積算針を2本にして、12時間まで計測範囲を延ばした世界初のモデルです。 【複雑さの指標である針の数】 針の合計は10本となり、クロノグラフ関連は6本とシリーズ最多。すべての積算針は同軸に配置されているため、針ズレしないよう高度な設計と組立が必要となります。 因みに、画像モデルの1着、2着の経過時間は、 1着・ブルースティール針「1時間12分37秒」 2着・ゴールドロディウム仕上げ針「10時間18分23.5秒」 9時間以上ある差を、2色の針で確認できます。 【超絶キャリバー L132.1】 複雑なムーブメント「キャリバー L132.1」の部品数は、歯車、レバー、ネジ、受石など合わせると567個! ダブルスプリットの465個でも凄いのに「トリプルスプリット」の部品数がいかに多いか分かります。また、ダブルスプリットのパワーリザーブが38時間に対して「トリプルスプリット」は、12時間の計測を安定させるため、55時間に延長されたのも見逃せないポイントです。 クロノグラフのパーツは300個以上あるため、ムーブの下部が見えませんね。。。 実は「トリプルスプリット」は2018年に発表されたモデル。限定100本のためオーダーしても取れないと言われていましたが、今回奇跡的に入荷しています。クロノグラフ機能に特化した究極のクロノグラフ「トリプルスプリット」はいかがでしょうか。 52秒からの、ブルースチール針が追いつくシーンが素敵です。 モデル名:トリプルスプリット Ref. :424.038 ムーブメント:キャリバーL132.1 手巻き 時,分およびストップセコンド機能搭載スモールセコンドによる時刻表示 トリプルラトラパント機能搭載フライバック・クロノグラフ(6分の1秒~12時間までの積算タイムおよびラップタイム計測に対応。プレシジョン・ジャンピング・クロノグラフ・ラトラパント・ミニッツカウンター、連続駆動式クロノグラフ・ラトラパント・アワーカウンター付き) タキメータースケール パワーリザーブ表示 パワーリザーブ55時間 素材:18K ホワイトゴールド ダイヤル:シルバー無垢 グレー ハンド:時針および分針(夜光性),ロディウム仕上げのゴールド製秒針およびクロノグラフ・ミニッツカウンター ロディウム仕上げのスチール製クロノグラフ用センター針と時積算針およびパワーリザーブ針 ブルースチールのラトランパント針 ケース径/厚:43.2mm/15.6mm 限定本数:世界限定100本 価格:¥18,909,000 pros and cons ◎ スプリットクロノグラフの究極モデル。 △ “テラ・ルーナ”より薄いとはいえ15.6mmあるケース厚 A.ランゲ&ゾーネ Webカタログ トリプルスプリット A.ランゲ&ゾーネ担当 新田