とうとうオメガから007モデルが発表されましたね!
今回のシーマスター ダイバー300M 007 エディションはこのトレイラーにも本当に少しだけ出ていますね。

モデル名:シーマスター ダイバー 300M マスター クロノメーター 42MM 007 エディション
素材:チタン
定価:¥1,089,000(税込)
ケース径:42mm
防水:300m
発売時期:2020年2月予定
ケース素材について

今回も前回と同様にヴィンテージ感溢れる仕上がりになっています。
素材はレギュラーモデルのダイバー300Mとは違います。
ケース:グレード2のチタン
ベゼル:アルミニウム
ブレスレット:グレード2のチタン
サファイヤクリスタルの風防はドーム型になっています。
ヴィンテージ感を出すためだと思われますが、わざわざこのモデルのためだけにガラス形状が変更されました。
そのためいくつかの説明文ではケースの厚みが薄くなったとか。
チタンはグレードが上がるほど高くなるのですが、今回はグレード2です。
44mmのセラミック×チタンで使用しているチタンはグレード5でしたから、あえてグレード2を選んだということは色合いを出すためと考えられます。
このモデルでシーマスターダイバー300Mには4つのケース素材が存在することになりました。
限定モデルのチタン(グレード5)、レギュラーモデルのステンレススチール、セラミックそしてチタン(グレード2)。
文字盤について

文字盤は荒らされたブラック色をベースにブラウン(ベージュ)のインデックスがセットされています。
ベゼルのマーカーと同じく、針やインデックスの夜光部分はしばしば”トロピカル”と呼ばれるような経年劣化をした色合いを採用。
また針の仕上げはヘアライン、インデックスの仕上げはサテンです。ダイバー300Mチタン&セラミックと同じですね。
6時位置の矢印、これはブロードアローと言ってイギリスの官有物に付けられるマークです。
陸・海・空の部隊を意味していて軍からの支給品を表しています。
ブレスレットとバックルについて

ブレスレットは金属のメッシュストラップ。
ミラネーゼやシャークメッシュと呼ばれる形状です。
しなやかで印象的な反面、重くなるのが難点でした。
グレード2のブレスレットなので軽く、そして金属アレルギーとも無縁ですね。
バックルは両サイドを押して開閉するDバックルタイプ。
上の画像ではメッシュブレスに穴があいているのでそちらで長さを調節するようです。
限定について

多くお問い合わせいただきますが、このモデルは限定ではありません。
以前のスペクター限定モデルやコマンダーウォッチ、最近発売された“女王陛下の007″50周年記念モデルは7,007本だったのに今回は限定になっていません。
スペクター限定のシーマスター300は映画公開と共に凄い人気であっという間に完売しましたし、”女王陛下の007″50周年記念モデルのシーマスターダイバー300Mも弊社の入荷予定本数は予約完売いたしました。
007モデルってそれくらい人気があるので今回はあえて限定じゃないのかも。
後述しますが裏蓋の刻印のこともあり、いつまでも生産するとは思えません。
気になる方はお早めに、としか言えませんので是非悩んでください。
発売日について

これはオメガの公式サイトでも2020年2月発売と記載してあります。
映画”No Time To Die”の初公開が2020年4月3日ですので映画を見てから決めても良いですね。
裏蓋の刻印の意味は?

誰もが気になるシーマスター007の裏蓋の刻印について私が知っていることなので間違っていたらご指摘ください。
裏蓋の刻印には
0552/923
7697
A/007/62
とあります。
1行目の0552は海軍の所属部隊とのこと。
1行目の923と2行目7697を合わせてダイバーズウォッチを示し、
3行目のAはねじ込み式リューズの意味で、
007は皆さんご存知、ジェームズ・ボンドのエージェントナンバー、
最後の62は記念すべき最初の映画“007 ドクター・ノオ(邦題:007は殺しの番号)”が公開された1962年を表すと聞いています。
そう、文字盤からもわかる通り、軍からの支給品なんですね。
ジェームズ・ボンドは海軍中尉でした。
この刻印を見て、レギュラーモデルで発売し続けるとはあまり思えなくてですね、期間が決まっているような気がします。
まぁ、前回”スペクター(2015年)”の公開から5年経っていますし、そういうのを一つの期間と考えるとアレですけどね。
非常に印象的な新しいシーマスターダイバー300。
発売まではまだ時間がありますので、ご検討ください。
ミサキ