2019年7月4日 – アイアイイスズ

アイアイイスズ ブログ

【スイス出張記録】H.モーザー ファクトリーツアー ~私が「Mr.ヘアスプリング」です~


皆さまこんにちは。

先日、常連のお客様から、このブログについてお褒めの言葉を頂戴し舞い上がっている山口です。

いやね、自分としてはこのような

「普段お客様が知ることの出来ない裏側をたくさん記事にして楽しんで貰えたらなー」

という思いがあるのですが何分好き勝手書いているので当然不安もあります。

 

長すぎて飽きないかな・・・?

説明は分かりやすいかな・・・?

どこに写真を配置しようかな・・・?

やっぱり長すぎて飽きないかな・・・?…etc

 

その中で、お客様から頂くお褒めの言葉ってお調子者の山口からすると滅茶苦茶嬉しいんですよね。

本当にいつも皆さまありがとうございます。

 

今回も題名からして押し出しの強い山口の性格が出てしまっておりますが、

ファクトリーツアーの目玉であります「ヒゲゼンマイの巻き上げ体験」を中心にレポートしていきます!!

【実際にヒゲゼンマイを巻き上げているところ。量産品ではなく自社で組み上げたヒゲゼンマイを使うメーカーはとても希少です】

 

ここまでの出張記録

~ドイツでフライトキャンセル~編は ➡ こちら

~VERY RARE に込められたその思い~編は ➡ こちら

 

 

6月5日 ファクトリーツアー2日目

 

この組立レポートを書いていく前にそもそも「ヒゲゼンマイ」って何?って方も多いのではないかと。

ヒゲゼンマイとは・・・

 

このようなグルグル螺旋状に巻き上げられたパーツのことを指します。

ここで1番大事なこととして、このパーツは小さく圧縮されても大きく広がっても元に戻ろうとするバネのような力があるということです。

 

このパーツは、さらに色々な部品を取り付けられ、

 

このようなエスケープメントと言われる集合体になります。

これが時計に組み込まれると・・・

 

こうなります。まずこれが大体の時計の基本構造ですね。(モーザーはかなり特殊で一般と違うところも多いのですが今は割愛)

次に説明しなければいけないのがこの「ヒゲゼンマイ」、パーツの外観や大きさは分かったけど何のためにあるの?ということですね。

 

まず機械式時計の動き方ですが、分かりやすくいうとチョロQです。

そうです。引っ張ったらビューンと進むあのチョロQです!

【個人的な趣味がここで活かされるとは・・・】

 

皆さんの機械式時計も同じです!!

巻き上げられたエネルギーがビューンと解放される力を使って時計が動いているのです!

ただチョロQはビューンで問題ないのですが・・・

 

 

時計はビューンでは困るのですよ。

 

 

お分かりの方多いと思いますがすぐ止まってしまいますからね。

じゃあどうしたらいいか考えた時に、蓄えられたエネルギーをビューンではなくゆっくり「小出し」にしてくれるパーツが必要なわけです。

エネルギーを開放しないようにストップさせることは簡単なんです。問題は開放したりストップしたり「小出し」にすること。

ここで活躍するのが!皆さん覚えていますか?

ヒゲゼンマイの特徴を。

 

「このパーツは小さく圧縮されても大きく広がっても元に戻ろうとするバネのような力がある

 

この均等に反復しようとする力を利用して、機械が動こうとするのをストップしたり開放したりするのがヒゲゼンマイの役割なんです。

 

絵がなく文章だけで伝えるのは難しいですね。

不完全燃焼感は否めないですが、書き出すと夢の10000字を超えてきますのでここでやめておきます。

 

兎にも角にも今日皆さんに覚えて頂きたいのが、「ヒゲゼンマイ」とその部品は人間でいうところの心臓部分であり、

ここが切れてしまったり不具合を起こすと時計としての機能を停止してしまう程重要な部品ということです。

 

 

それほどデリケートな部品ですから、当然一般的なメーカーは外部より部品を買って自前の時計に載せています。

むしろこれが普通のことなのですが、前回のブログでもお伝えした通りモーザーはこのヒゲゼンマイを自社で製造し組み立てている希少なブランドなのです。

当然、コストも時間も掛かります。なのになぜ自社製造に拘るか聞くと・・・

 

一般的な時計ブランドが使うヒゲゼンマイはとても製品として安定していてコストも抑えられているよ。

ただ大量生産品の宿命として、そのクオリティに少しばらつきがでることがある。

時計が動作する上で1番重要な部分だからこそ自分達で作ることが重要だと考えたんだ。

 

とのこと。この言葉だけでもモーザーの時計に対する情熱を深く感じます。

そんなモーザーの魂とも言える「ヒゲゼンマイ」ですがどのように作られているのでしょうか?

その製作について見ていきましょう。

 

H.モーザーが誇るヒゲゼンマイ

まずモーザーのヒゲゼンマイですが太い金属を細く引き伸ばすところから始まります。

はじめに行うのは厚さ約0.6mm程の金属を3週間かけて0.107mmまで細く引き伸ばす作業。

 

なぜこれだけ白、黒?と感じた方が多いかもしれないのですが、この冷却と潤滑を担う液体が少しショッキングなカラーになっておりまして。

オリジナルが見たい!という勇気ある方は私をお探しください。火曜、日曜でしたら元気に本店を駆け巡っておりますので。

 

その次に、0.107mmから0.0863mmまで引き延ばします。

 

黄色のベアリングにある細いワイヤーがヒゲゼンマイです。ここまで段階的に行う理由としては、

急な圧を加えると切れてしまう可能性が高いからとのこと。

 

さらに!ここから0.0863mmまで伸ばしたものを0.04mmに伸ばし形状を整えます。

 

やはり引き延ばしの作業にはかなりのエネルギーを使うことから、熱量が凄まじく冷却設備が必須になります。

写真の仕上げを行う部屋は、常時温度管理がされておりスタッフでも滅多に入ることが出来ないようです。

そんな屈曲を経てここまで細くなります。

 

ちなみにこの素材自体にも並々ならぬ拘りがあり、

鉄、ニッケル、アルミニウム、チタン…etcといった8種類の合金を全て均等に配合し、

厳格に管理された温度で加熱を行うことで生まれる「PE4000」という超特殊素材を使用しております。

 

恐らく、ここまでの製造に耐えられる素材はこのような特殊素材でないと成り立たないのでしょうね。

事あるごと全てに感動しっぱなしですが、皆さまここからです。

ここから!!ヒゲゼンマイを人間の手で巻き上げ、初めの画像で見た螺旋状の形状にしていくのですが、

これが難しいったらありゃしない!!

 

体験で一人ずつ挑戦するも悪戦苦闘…

だれもが無理だと諦めかけたその時、それに立ち向かう1人の男がいました。

ここからはその1人の日本人の壮大な物語です。どうぞ「地上の星」を聞きながらご高覧くださいませ。

 

私こそがMr.ヘアスプリングです!巻き上げ体験

まあ、ここまで多くの設備や技術力のご紹介をしていきましたが最後の巻き上げは手作業です。

 

そう。シンプルに職人技なんです。この技術者が左手に持っているものを拡大すると

 

こうなります。真ん中に4つ窪みがあるのですが、そこに各方向からヒゲゼンマイを通し手で機械を回すと

 

このようにプロペラのように回転し最終的に

 

こうなれば完成です。(画像がガビガビで申し訳ございません)

これを最終的にばらして使うので1度に4つのヒゲゼンマイが出来るということですね。

ひと通りの説明を受けた後、いよいよ我ら侍JAPANの挑戦が始まりました。

 

トップバッターは今回最年少での出場です。はにかむ笑顔がチャームポイントのT君。

・・・善戦するも惜しくも敗退!!

 

よく見てみるとこのヒゲゼンマイよく折れるんですよね・・・

考えてもみれば厚さが0.04mmしかないですから無理もございません。

 

私が行きましょう。

その声は!!果たして本当に同い年?奇跡のベビーフェイスIさん。

・・・同じくゼンマイが曲がってしまい敗退!

 

ロビン:「HaHa!!この作業は未だ日本人で誰もできたことないからね!!」

 

そんなの無理に決まってるじゃないですか!!そもそも企画さんサイドにも問題があるんじゃないですか!!

こんなに恥ずかしめられたままでは日本に帰れっ…!!

 

ぷぷっ

 

今、笑いましたよね!?そんなに真剣な顔してますけど笑いましたよね!?

このままでは男が廃ります。アイアイイスズの看板を背負い山口行きます!!

 

・・・入らねぇー。

そもそも横からゼンマイを通すまでに器具に接触しているんだなこれ。

とりあえず横からまず器具にだけ通してみようか・・・

 

・・・1つ入ったぁ!!!!!!

落ち着け落ち着け。まだ一つ。ゆっくりと・・・

 

4つ全部入りました!!

興奮気味にここからどうするの!?どうするの!?と聞きまくり最終的に回すと…

 

 

出来ました!!

日本人初の快挙です。こんなに嬉しかったのは高校生の時に友達に馬鹿にされ続けた逆上がりを習得した時以来ですね!!

 

ロビン:「よくできたね。日本人で君が初めてです。ヤマグチさん」

 

優しくそう語ってくれたロビンに向かい僕は

 

山口:「ヤマグチ?ノンノン…」

 

 

「I am Mr.hairspring」

 

 

もう気分はアイアンマンです。あートニースタークもこんな感じだったのかと思うと凄く感慨深いものがありますね。

 

帰って意気揚々と役員にこの事を報告すると

 

「リップ(サービス)じゃない?」

 

はい、聞かなかったこととします!!!

 

とここまでが、モーザーのヒゲゼンマイ(英語でヘアスプリング)についての記事です。

次回はスイスの街並みとかこんなこともありました的なことを書いてまとめに入っていきたいと思いますので

どうぞご期待下さいませ。

 

【スイス出張記録】H.モーザー ファクトリーツアー ~これこそがロマンなのかもしれない~はこちら

 

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