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【初入荷】オメガ 新スピードマスターが入荷しました その2【NEWモデル】

前回に引き続き、新型スピードマスターのご紹介です。

今回はヘサライトモデル。
そうです、宇宙に持っていける方ですね。

スピードマスターの手巻きモデルには大きく2種類あって、一つは前回ご紹介したガラスがサファイアクリスタルモデル。下の画像で言うと左。



もう一つはガラス部分がヘサライトという強化プラスチックでできたモデル。下の画像だと右になりまして、今回ご紹介する方ですね。



この新しい現行モデルは8代目。
ケースサイズや文字盤のデザインは1964年以来、実に60年近く変わりません。

今回、ムーブメントを超耐磁性能を持つマスターコーアクシャル化したのに伴い、新型へとアップデートされました。

インナーケースを省けるようになったことで軽量化でき、コマが小さくなったブレスレットと相まって装着感は相当良くなっています。このヘサライトモデルは相当軽くなっていますね。





さて、「スピードマスター」はその名の通りモータースポーツ用の時計として誕生しました。

この時計の凄いところはいろいろあって、まずは外周についているタキメーターを腕時計で初めてガラスの周りにもってきたこと。
これは良いデザインだ、と言うことで各社真似してクロノグラフ付き腕時計のポピュラーなデザインになりました。





そして、ムーブメント。
上の画像は当時のムーブメントcal.321を完全復刻したものです。

スピマスが開発されていた1940年代だとクロノグラフムーブメントは30mmくらいなんですよ。バルジュー22や23とかビーナス150とか。

当たり前なんですが大きなムーブメントを防水ケースに入れるとなると時計自体が大きくなりまして。

当時は今見ると超小さい時計が良しとされた時代なので、オメガはレマニア社と組んで27.3mm、当時世界最小のクロノグラフムーブメントを完成させるわけなんですね。



スピードマスターが凄い、というのは視認性やタキメーターなどの意匠的な部分でも実用的かつ審美性があり、当時難しかった防水やムーブメント開発などテクニカルな部分でも超最先端だったことが挙げられます。

こういった開発経緯を知ると、スピードマスターって最初からめちゃくちゃ練って作られたエポックメイキング的な腕時計!となりますよね。

地球を離れ月に行ったロマン溢れる話ももちろん重要ですが、それを結果として考えた場合、それまでの過程も称賛に値すると思うんですが如何でしょうか。





裏蓋の刻印を見ていて気付いたのですが、テキストが以前と変わっていますね。

以前は“Flight Qualified By NASA For All Manned Space Missions(“NASAによる全ての有人宇宙計画での飛行資格を取得)”

新作では“Flight Qualified By NASA in 1965 For All Manned Space Missions(全ての有人宇宙計画で使用可能であると1965年にNASAが認定)”





非の打ちどころが無い素晴らしいデザイン。

どこから見ても抜群の視認性を誇ります。
多少目が遠くなっても大丈夫。はい、大丈夫です。


スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル
ref.310.30.42.50.01.001
¥737,000(税込)
42mm 5気圧防水


ブレスレットの仕上がりはオールヘアライン、全てツヤ消しになっていると言うことで、よりプロフェッショナルラインを強調しています。

やっぱり新しいスピードマスター、往年のファンが納得するだけのことはあります。

手にとって見ないと分からない部分もあったりするので、また店頭でご覧になってください。



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