WATCH お役立ち情報

大事なのは全体としての「まとまり」

皆様こんにちは。

アイアイイスズの山口です。






先日、店頭に置いてある時計雑誌を眺めていると、「NORQAIN(ノルケイン)」のベン・カッファー氏の記事を多数拝見。

日本上陸からわずか1年足らずで、機械式時計の分野で高い人気を誇るまでに成長したブランドですが、最近の時計雑誌では連日記事が取り上げられており、もう完全に一流ブランドの仲間入りといった感じですね。



業界の中でもノルケインを絶賛する声が多数聞こえてきますけど、個人的にはとても「まとまり」があるな。と、いつ見ても感じています。



中身の話にはなりますが近年は「ETA問題」の影響で、多くのブランドでETAムーブの供給が無くなってしまい、自社ムーブの開発を推し進める流れが加速しています。



その影響もあってかブランドによっては、独自の素材を開発し時計に載せてみたり、精度、美観、耐久製...etc 様々な要素が融合しあって今まで考えつかなった機構を発明したり等、業界の技術発展としては目覚ましいものがあります。



ただその結果、時計の価格が高騰してしまった事も事実です。

また各社がしのぎを削って、生み出した自社ムーブは専門性が強すぎて一昔前みたいに町の修理屋さんで簡単に修理するなんてこともほぼ不可能になりました。



このように、当然物事には表裏が存在するのですが、これを聞いてお客様目線に立った山口はこう思うわけです。



「じゃあどれがええねん。」



唐突な関西弁すいません。家族が大阪やら高知やら気の強いメンバーが多く家庭内は毎日異種格闘技戦でして。

そのなかで山口は怯えて暮らしています。

まあ、そんなことはどうでも良くて。


さっきの質問に答えるとすれば、

「正直言うと今の時代どのブランドもしっかりコストをかけて製造していますので、時計としての使い方に影響がでるような無茶苦茶な大きな性能の差はありません。お客様にとっていい時計はどれかというのを細かい説明も致しますので一緒にみつけましょう。」

といった感じでしょうか。

さっきのムーブメントの話に戻しますと、ETAでも自社でもどちらを選んでもらってもいいと思います。

ただ、その中でも「ここは大事だと思いますよ。」というのが自分の中にありまして、それが時計全体の作り込みと価格のバランス。



そのバランスが取れているのが「ノルケイン」であると山口は思うのです。



【モデル名】アドベンチャー スポーツ オート DLC

【駆動方式】自動巻き(ETA2824)

【ケース径】42mm

【防水性】100m防水

【素材】DLC加工ステンレススチール


こちらは人気のDLCコーティングが施されたアドベンチャーシリーズ。

自動巻きで100m防水で、さらにはDLCが施されたモデルです。



しかも中身は信頼性抜群のETAムーブ。

時計業界でこのムーブメントを評価しないところは無いと思うのですが、消費者から見ると「エタでしょ?」と言われる時代があったことも事実。



それが今やETAが使われていることが信頼性の証と認識されつつあり、お客様にこの魅力が伝わり始めて嬉しく思います。



真っ黒なケースが男らしくて非常にかっこいいですね。

パネライやルミノックス等のミリタリー系が好きな人には、とても魅力的な1本だと思います。



室内で見るとまた少し艶っぽい印象に。




何気にベルト部分は補強されています。

今はカーキ色ですが、ベルトもブラックにしてフルブラックで楽しんで頂いてもカッコいいと思いますよ。

色んな事を書きましたが、もし時計選びに困ったら様々な視点からオススメさせて頂きます。

どうぞ気軽にご相談下さいませ。

この記事の監修者

山口 喬之(やまぐち たかゆき) 役職: セールススタッフ

大学時代に機械式時計の芸術性に心を打たれ、時計業界で働くことを決心。スタッフとしてだけでなく一時計ファンとしての対応を心がけている。

NEW COLUMN

RANKING