WATCH

【レビュー】ブレゲ マリーンII 5817ST/92/5V8

今更ながらブレゲ マリーンIIについてレビューしようかと思います。

このマリーンII 品番5817ST/92/5V8は昨年生産終了になってしまいました。

無くなって分かる時計の良さってありますね。





【品番】5817ST/92/5V8 (生産終了)
【定価】¥1,814,400(税込8%)
【素材】ステンレススティール
【ケース径】39mm
【ケース厚】11.82mm





もう入荷も無いと思うので国内最遅のレビューですね。

蛇の目に見えるダイヤルもマリーンらしいし、ビッグデイトとかグランドデイトと呼ばれる大きい日付表示も雰囲気があって良いですね。





マリーンって実はステップベゼルってことを書きながらハッと気づきました。

ケースは薄くて11.82mm。
ステップベゼルも手伝ってかブレゲ特有のケース側面に施されたコインエッジのおかげで薄く見えます。

またピラミッドが連なるラバーストラップも高級感があり、後に流行するクル・ド・パリ模様を取り入れた先見の明が見て取れます。





大きいリューズで巻きやすくなっています。
隣にある波型のリューズガードは他のメーカーではまず見かけない特徴的なデザインです。

そしてスラッとした直線的なラグ。
この長いラグのおかげで装着感が良いんですよね。





ムーブメントはフレデリックピゲのcal.1150を改良したcal.517GG。
ブランパンのレマンとかと同じ名器ですね。これを手巻きにしたものがCal.510DRです。

このモデルはフリースプラングテンプにシリコン製のブレゲヒゲを載せたものですが、前期型はスムーステンプなので見ればすぐに分かると思います。





バックルは特徴的で、これぞブレゲ マリーンですね。
カッコ良いです。

実はこれを書いている間に売れてしまってですね、もう在庫はありませんが万が一また入荷するようなことがあればご案内いたします。
まぁこの高級スポーツウォッチって界隈はどことは言いませんがスイス系が強いですね。
そんな中でこのブレゲ マリーンに代表されるフランスっぽさというか上品さというか、スイス時計が絶対持ち得ない特有の魅力が漂う時計、本気でオススメですよ。ドイツ時計でも良いんですけどね。



そろそろTSCで剣客商売が始まりますからこの辺で。

この記事の監修者

ミサキ

見た目で選んだり仕上げに感動したり、はたまた予算で決めることもあれば目的で選ぶことも。
わずか50mm四方の中に、技術と意匠と芸術その他諸々が同居する腕時計の魅力。まさに沼。
EYE EYE ISUZU で腕時計の世界が広がります。

NEW COLUMN

RANKING